
ビッグベイトの釣りでは、リールに求める性能も独特なものになります。
剛性感や強さ、ラインキャパシティー、ブレーキ性能など、これらがビッグベイトに向いていないと使い物になりません。
それらを高次元でクリアしているリールが「シマノ アンタレスDC MD」です。
2018年に発売してから、ビッグベイト用リールとしては未だ敵なしといった状態です。
ここでは、発売当初からアンタレスDC MDを使っている私が、ビッグベイト用リールとして優れている点を解説していきます。
ビッグベイト用リールを探している人は、参考にして下さい。
アンタレスDC MD

ポイント
- 8段階に設定できるXBブレーキを搭載
- ギア比は7.8のスピード仕様
- 最大ドラグ値は6kg
アンタレスDC MDは、ビッグベイトの釣りをはじめとするストロングゲームを見据え、各部を専用にチューニングされて2018年に発売されました。
8段階に設定できるXBブレーキにより、空気抵抗の大きいビッグベイトもストレスなくキャストすることが可能です。
ギア比は7.8のスピード仕様で、最大ドラグ値が6kgあるため、デカバスとのやり取りも余裕です。
アンタレスDC MDの重量は235gあり、決して軽いリールとは言えません。
しかし、その分頑丈で剛性感に優れています。
ビッグベイトのように強靭なタックルセッティングを必要とする場合は、リールの重量より剛性感の方が大切です。
ビッグベイト用リールに向いているところ
シマノ アンタレスDC MDが、ビッグベイトに向いているところはたくさんあります。
その中でも、ラインキャパシティー、ギア比、剛性感、ブレーキ性能が特に他のリールより優れていると感じます。
それぞれを詳しく解説していきます。
ラインキャパシティー

アンタレスDC MDのラインキャパシティーですが、20lBのナイロンラインを100m巻けます。
これだけのラインキャパシティーがあれば、ビッグベイトの釣りでも問題ありません。
私はフロロラインの20lbをメインで使っていますが、ラインキャパシティーに不満を持ったことは一度もないです。
逆に言うと、20lbラインを100m巻けないリールは、あまりビッグベイトには向いていません。
20lbラインを100m巻けることが、ビッグベイト用リールでは最低条件と言ってもいいです。
ビッグベイトの釣りでは、小型で軽いリールよりも、しっかりとラインを巻けるリールが必要になります。
ギア比
アンタレスDC MDのギア比は、XGという表記で7.8になります。
昨今のリールの中では、ハイギア仕様と言ってもいいでしょう。
ハイギアは、ラインスラッグを巧みに扱うことが求められるS字系ビッグベイトにも向いていますね。
ルアー操作に小技もきかせやすく、ハイギアの方が利点が多いです。
私は池原ダムでよく釣りをするのですが、立木の横でロクマルを掛けてもハイギアのお陰で難なく寄せてこれます。
7.8のギア比を使うと、いろいろなことが楽に感じますよ~。
剛性感
ビッグベイトの釣りにおいて、リールの剛性感はとても重要です。
剛性感が足りないとアキュラシー性能が低下してしまいます。
その結果、狙ったポイントにルアーを投げることができなくなります。
ビッグベイトは2オンス以上になるものも多いため、リールに求められる剛性感も相当なものになります。
そのため、軽量をウリにしているリールは、向いていないことが多いです。
しかし、アンタレスDC MDはそれを高次元でクリアしています。
ブレーキ性能

アンタレスDC MDには、専用に開発されたブレーキが搭載されています。
- ナイロンモード
- フロロモード
- PEモード
- XBモード
このブレーキには、上記のように4つのモードが存在します。
その中のXBモードの4 〜8が、空気抵抗の大きいビッグベイトに対応しています。
このブレーキ性能が凄いんです!
向かい風の中でビッグベイトを投げてもへっちゃらです!
まとめ
アンタレスDC MDは、今のところビッグベイト用リールとして最強と言えるでしょう。
2021年現在、これ以上にビッグベイトに向いているリールは販売されていません。
ビッグベイト初心者から上級者まで、みんなにおすすめできるリールです。
また、アンタレスDC MDはビッグベイト用だけではありません。
ハドルトラウト8インチなどの大型スイムベイトや、ベンパーカーマグナムなどのビッグスプーンにも向いています。
これらの大型ルアー全般を扱ううえでは、最強リールと言えるでしょう。